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導入事例

鳥獣害防除実績

実証試験<桃園>【京丹後市丹後町】

京都府丹後広域振興局 ご担当者様より
桃園に飛来してくる『カラス』食害被害を少しでも防ぎたいと
ご依頼があり【衛】4台を持参して実証試験させて頂きました。
現地は山の斜面であり、周囲は『カラス』が生息するのに最適な 木々に囲まれた場所です。

対象獣害 カラス
市町村名 京丹後市丹後町
設置場所 桃園 ※同敷地内に「ブドウ園」有り
設置台数 4台
これまでの対策 他社製品爆音機
製品紹介及び
設置当日説明
・京都府丹後広域振興局 ご担当者様  
京都府農林水産業技術センター 農林センター ご担当者様、
岡崎農園様/計5名
実証試験期間 2ヶ月間
実証試験結果 成功  ※納品済
ご依頼元 京都府丹後広域振興局 様


事前状況確認


実証試験開始前に京都府丹後広域振興局 ご担当者様と共に「桃園」へ【衛】の説明と状況確認。
 ・従来対策/上記の通り他、人による追い払い
 ・飛来時期/実りの時期~収穫期 ※【衛】効果が表れるまで2週間前後必要な為、早めに設置。
 ・飛来数/100羽前後 ※目視確認 (岡崎農園・関係者様より口頭確認)
 ・設置目的/収穫期までに『カラス』による食害を減らしたい
 ・周囲環境/周囲は木々の囲まれ『カラス』の生息に最適な環境と思われる。また同一敷地内には「ブドウ園」もある。付近はメロン畑もあるが、関係者以外に人や自動車など見かけなく非常に静かな環境。鳶など猛禽類は、あまり見かけないが、たまに飛来しても『カラス』に集団で追い払われる。


岡崎農園様から被害状況の聞き取り


ピンク点線「桃園」、水色点線「ブドウ園」、黄色点線「メロン畑」、白色点線『カラス』生息又は目撃場所 ※高度150m


実証試験設置









事前にお聞きしていた「風向き」を考慮して設置しています。
※風上は海方向です。
【衛】4台が個別又は重複して動作するよう時間帯は
5:30~18:30に設定 (周囲に民家はありません)
 

実証試験終了


今回は「実りの時期~収穫期」まで、2ヶ月に渡って実証試験させて頂きました。
結果として『カラス』による食害被害は殆ど無く、病気以外は見受けられなかった。
こんな事は初めての経験だ。と、ご報告を頂く事ができ、お役に立てれた事を素直に嬉しく思います。
しかも他に2つ相乗効果なのかは不明ですが以下のご報告を頂きました。
1つめは、今回実証試験目的の「桃園」横にある「ブドウ園」に対し、『カラス』による食害被害が全く無かった。
※面積は「桃園」「ブドウ園」合わせて推定、約600坪前後 【衛】4台で、これだけの広範囲をカバー出来た要因として風向きによる設置と草刈りなどの為、【衛】を移動していた事が成功に繋がったと思われます。

弊社としても今回の実証試験で多く学ぶ事が出来ました。
2つめは、アナグマやイタチなど小動物の食害も無かった。
こちらについては、今回の【衛】が動作する時間帯が5:30~18:30までに設定しているので夜の時間帯は動作しません。
夜行性と言われる小動物に対して過去に実証試験した事は無いので不明です。
ちなみに、今回の実証試験場所より直線距離で約200m離れた「ブドウ園」では『カラス』による食害が多発していた。とご報告も頂きました。


実際の実証試験設置の様子です。




後日、京都府丹後広域振興局 ご担当者様より、実証試験終了から約1ヶ月経過して、その後の『カラス』に対してのご報告を頂きました。
結果、桃園付近には『カラス』の姿や鳴き声は殆ど無かった。
そして桃園横の「ブドウ園」も相変わらず『カラス』による食害は見受けられないとの事でした。
 
これまで各地で【衛】を実証試験設置させて頂いた様々な場所と同じご報告を、今回もお聞きする事ができました。
ある場所では【衛】撤去後『カラス』が半年も飛来する事が無かった場所もあり、また違う場所では2ヶ月ほどで戻ってきたとのご報告も頂いた事があります。
それらの差は弊社では分かりませんが、【衛】を実証試験設置させて頂いた場所の殆どで効果を実感して頂き導入して頂いた方々が少しづつではありますが増えてきています。
 お役に立てて誠に嬉しい限りですが今後も改良を続けながら、より良いモノ作りを行っていきます。

納品後の様子


桃園様へ訪問 【衛】納品後、点検と共に、その後の『カラス』に対してのご報告を頂きました。 結果、桃園付近や周囲から『カラス』の姿や鳴き声は殆ど無くなった、との事。
昨年見かけた爆音器は設置されておられず対策は【衛】のみでした。
被害については殆ど見受けられないとの事でした。

また、『カラス』被害が減った事により、今度は主に夜間に『アナグマ』『イタチ』他の小動物被害が目立ってきたので【衛】の動作時間を夜間に動作するようタイマー変更をして頂きました。
昼間はソーラーパネルによる給電に専念、夜間~明け方まで【衛】動作。
結果は小動物被害も無くなったとの事。 更に、被害としては少ないが『猿』も少数ながら出没して被害も出てきたとご連絡を以前頂きましたが、『猿』の場合は神出鬼没と言われるので、
どこから現れるのか? 出没時間帯は? 
を見極めるのは困難であるため【衛】では難しいとお伝えした上で 岡崎農園様には、おおよそで構わないので 『猿』を見かける時間帯、
出没してくるルートを簡単で良いので1~2週間程度見ていてくださいとお願いしました。

その際は『猿』に対して追い払いや驚かす行為はしないで欲しいのとチラ見程度での確認もお願いしています。

そして毎回決まったルートから出没して時間も、ほぼ同じ時間帯との報告でしたので【衛】の動作する時間帯を出没する時間帯より早めに設定、
出没する方向へ向けて【衛】設置を判断・設置されたとご報告がありました。

結果、約1週間ほどで『猿』は見かけなくなり今シーズンの被害は無かったとのご報告を頂けました。

弊社として気になる『猿』の頭数をお尋ねした所、「はぐれ猿」2~3頭、「群れの猿」は確認出来ていないとの事でした。
『カラス』に対しては効果は発揮出来ていると思えますが、設置の仕方が功を奏していると思われます。 

設置の仕方とは、必要な時の約2週間前より設置して、草刈時などに少し【衛】を移動したりスピーカー方向を変える、収穫後は【衛】を撤去する。

それらを行うと「慣れ」を防ぎにくく出来るのでは? また、人による追い払いも大切であり相乗効果も期待出来ると弊社は考えています。

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