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導入事例

鳥獣害防除実績

実証試験<小麦畑>【滋賀県高島市】

※『オオバン』は渡り鳥なのですが、めったに飛ぶ事が無く水路を足ひれのような水かきを使って進みながら侵入します。
危険を感じた際は水路を羽ばたきながら走るように逃げますが、まれに飛んで逃げる場合もあります。
実際に追い払いの為に追いかけ回しましたが飛ばずに羽ばたきながら走って水路に逃げ込む様子を目の当たりにしました。

今回の実証試験設置までに2回現地へ出向き『オオバン』の生態や動向等を少し調べてから、『カラス』に対して今の所効果が現れている【衛】を3台設置する事にしました。

対象獣害 オオバン
市町村名 滋賀県高島市新旭町
設置場所 小麦畑
設置台数 3台
これまでの対策
製品紹介及び
設置当日説明
・滋賀県高島市農林水産部 農村整備課様/3名
・滋賀県高島市農林水産部 農村整備課様、
 小麦畑オーナー様/計3名
実証試験期間 1ヶ月間
実証試験結果 成功
ご依頼元 滋賀県高島市農林水産部 農村整備課様


被害状況


近年、琵琶湖には『オオバン』が
多数生息しています


集団で食害

【陣】を10台導入して頂いている滋賀県高島市農林水産部 農村整備課、ご担当者様より『オオバン』による小麦畑の食害が2~3年前から多発していると以前からお聞きして
いました。

上記画像は一部の『オオバン』の群れですが実際には沢山見かけました。
そして私共が撮影を終えて、その場を離れた5分程度で水路から小麦畑に駆け上がり早速食べ始めました。
近年、琵琶湖では『オオバン』が、かなりの勢いで増えているとの事です。


食害前・・・青々としています


食害後・・・殆ど食べ尽くされています


少し食害になりかけた時に、一度現地へ被害状況を確認に出向いてから1週間程で、半分以上が被害にあっていました。
弊社にとっては、驚くほどのスピードで食べ尽くしていると感じ、早急に実証試験設置に取り掛からないと間に合わなくなると、少し焦り気味で最適な設置場所を見極めていました。

『鹿』や『イノシシ』のように獣道が分かれば良いのですが、それらも分からないので滋賀県高島市農林水産部 農村整備課、ご担当者様や地元の方々に聞き取りをして最適な設置場所を見つける事が出来ました。


実証試験設置開始


外敵に襲われても逃げ込めるよう
に、いつでも水路付近にいます


画像奥が琵琶湖で水門から侵入します

今回の実証試験は【衛】を設置する少し前に水路脇の小麦畑は既に食い荒らされていて、それ以上の被害を防げれるように【衛】を設置して様子を見守るといった特殊な実証試験です。



『オオバン』もカラスと同じく早朝~夕方まで活動しています。

慣れ防止の為に3台とも内蔵タイマーで撃退音が被らないよう設定しています。

例えば今回のように、A ・B・ Cと3台【衛】があり撃退音のON時間を
最大の15分間に設定した場合、設定した時間になると、
A(ON)、B(OFF)、C(OFF)、次の設定した時間になると、
B(ON)、C(OFF)、A(OFF)、更に次の設定した時間になると、
C(ON)、A(OFF)、B(OFF)など設定が出来ます。


また1台ずつ最大16パターンのお好みの時間にON-OFF設定が出来ます。
※ON-OFFで1つのパターン設定

実証試験設置終了


実証試験を終え、4月上旬に滋賀県高島市農林水産部 農村整備課、ご担当者様を通じて地元の方からの結果を伺った所、
設置以降は『オオバン』を見かけなくり、食害は例年と比較して少なくなったので実証試験は成功しているとご報告を頂きました。

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